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「感性」について

POWER-G ギターレッスンの講師の橋本です!
早いもので前回の投稿から1年も経ってしましました💦

なかなかバタバタした1年でしたが充実するものになりました。
今年もギターも音楽も頑張りたいと思います!

前回は「うまくなる人とならない人の違い」のテーマについて書きました。

今回は長らくお待たせしました(待ってない?)「感性」について取り上げたいと思います。
(ここでは音楽に限った話をします)

音楽だけではなく人間は「感性」を重んじる生き物です。
むしろ”思考”とういう行為をしているつもりでも、実は物理的に"感じたこと"を後付として論理化、思考化し行動しているにすぎません。
脳の回路構造そのものが=その人の感性 といっても過言ではない。

では感性を磨くにはどうしたら良いのでしょう。

誰しも最初から感性がある訳ではありません。
色んな経験から認知、観察、分析、判断、予測等を行う事によって確固たるものに磨かれていく訳です。

楽器を習得するには理論は正直あとからでいいのです。理論武装してるくせにたいした事出来ない、しょうもないフレーズしか弾かないギタリストもいたりしますw 理論も大事ですが、その前に「感性」を磨く必要があります。

具体的に感性とはなんでしょうか?

たとえば、単純に言えば2つの微妙な音程の違う"ド"という音があったとしましょう。これを同じ音と捉えるか、微妙に違う音と捉えるか、そういう細かな違いに気づける能力の事です。コードを2つ用意し、マイナー、メジャーを感じ取れる能力も感性です。(稀にそれすらわからない人もいます…ほんとに)

ギターの練習をしていて「リズムも指版の場所も弾く弦の場所も覚えたぞ! よし弾けた!」ってことにはなりません。音楽はその先があります。音のニュアンスです。ギターが特に難しいのは左手、右手によって俗に言う"トーン"が作られる事です。僕はこれを「トーンコントロール」と言っていますが、トーンコントロールが弾くフレーズ事に自然に表現できる様になって初めて「弾けた!」と定義します。要するに表現力のある演奏ですね。

微妙なピッチの違い、ピッキングやフィンガリングによるトーンの違い、リズムの抑揚の違い、細かい要素が多くあります。ギターに限らずほとんどの楽器はこの微妙な要素があります。そこをコントロールできる様になって一人前なのです。そして、人を魅了するプレイにつながるのです。

あくまで譜面はその表面しか書かれていませんし、あとはプレイヤーがどう調理するかにかかっています。ここで必要になってくるのが「感性」なのです。

たくさん音楽を聴くことで自然に音の具体的な違いや、表現に耳を傾ける様になりますが、これも個人差が大きいです。漠然と聞いているだけではなんの成長もしません。
演者が表現している音1つ1つに耳を傾けようと聴く事が大切なのです。そうすることで自然と表現について具体的なイメージを持つことができるようになってきます。

イメージがハッキリしていると楽器を演奏するときにそのイメージに近づける様に練習していくことができます。どうしたらいいかが分かるんですね。物理的なフォーム等は大切ではありますが、それはなんのためのフォームなのか理解し練習を通して感性と紐づけていくのが大切です。

「音をよく聞くこと」が重要視されて良く言及されますが、本質は「音を理解する事」なのです。その”理解”を自然に行う為に「感性」が必要になるのです。感性=音を見る視力 といってもいいかと思います。

磨く方法は、認知、比較、分析、のクセを普段音楽と触れ合う現場で意識しておく必要があります。(別に音楽以外でもその感受性は養われたりします)アーティストの作品、ライブ、自分がどう感じたかを具体的に頭で整理しておく。「あー、よかった、楽しかった!」ってだけでは育ちません。何が具体的に良かったのか、逆に悪かった部分も含めて気づく必要があります。

その蓄積が感覚を生み、安定した感性へと発展します。

一朝一夕ではいかない作業ですが、ほとんどの人は共通の感性を持っていると僕は思っています。
それを少しでもバックアップしてギター演奏に向き合えるように背中を押していければと常々思っています。

よし、うまくまとまったwww
ではまた色々書きますね🎸

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